睡蓮

希望のかなたの睡蓮のレビュー・感想・評価

希望のかなた(2017年製作の映画)
4.8
楽しみにしていたカウリスマキの新作。
移民三部作。
すごくわかりやすくて、社会的な主張もしっかりあって、でも作家性が強く出ていて、カウリスマキらしさ全開。
何かいいのですよね。
何でタイプライター使ってるんだろう、しかも打つのめっちゃ遅かったり。
静かで、優しくて、あたたかくて、くすっと笑える。
くすっレベルじゃないな、寿司のくだりは。もう声出して笑った。
最高すぎ!
基本おとなしいけど人がいい、というのはフィンランド人の国民性っぽいな、と行ったことがないけど本で読んだ情報で思った。
これに出てくる人々がそんな感じ。
作品自体に全く嫌味がないのって作れそうで作れない気がする。
それが多分1番の良さ。

ポスター、海外版含めて4種類見たけどどれも素敵。
睡蓮

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