湯林檎

トロイの湯林檎のレビュー・感想・評価

トロイ(2004年製作の映画)
3.3
またまたご無沙汰してました!お久しぶりの映画鑑賞です!

そんな感じで久しぶりの映画鑑賞なので良い意味で現実逃避ができる映画が良いと思い今作をチョイス。

第一に個人的には金髪で筋肉モリモリのブラピ、上品な美貌の王子のオーランド・ブルーム、神秘的な美しさが眩しいダイアン・クルーガーを観れただけで満足(笑)
そのくらい出演者のビジュアルが美しかったし、エキストラを大量に採用してアクションシーンの迫力が桁違いだったのと、偽物感のあるCGがあったわけではないので視覚効果や演出は文句なし。この壮大な迫力の合戦シーンはちょっとだけ「ロード・オブ・ザ・リング」を思い出した。

個人的な感想としては、良くも悪くもギリシャ神話の超自然的な部分を取り除いただけあって少し強引な展開があったのが気になった。原作ではアキレスは海の女神テティスの息子、トロイア戦争の発端となった絶世の美女ヘレネの実父はゼウス。何よりパリスがアキレスの弱点を知ることができたのはアポロンが助言をしてくれたから。リアリティに拘っているのが良いと感じる人もいると思うけど、個人的には神々が絡んでいる人物が何人か登場しているにも関わらず実体が出てこないのが少し違和感を感じてしまった。

あと、どうしてもギリシャ神話がベースということもあってか登場人物の名前や関係性がこの「トロイア戦争」より前の物語との繋がり等も考えると我々日本人には若干馴染みがない分少し理解しにくいような気がした。私はギリシャ神話について決して詳しい訳ではなく子供時代に星座についてハマっていた時やクラシック音楽や西洋美術に触れている時に気になって調べていたくらいで実はこのレビューを書いてる時にちょいちょいWikipediaや信憑性の高いネットの記事も参考にしていたりした。

個人的にこれからこの作品を純粋にアクション映画が観たいという気持ちで鑑賞するのにはあまりおすすめできない気がする。そういう映画が観たいのならもっと時間が短くてストーリーや設定も分かりやすい作品を選んで観た方が良いと思う。

とは言え純粋にカッコいいブラピ達を観るだけでも価値があるので観て損をする映画というわけではないのでご安心を。
湯林檎

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