リラリオ

夢が作られる森のリラリオのレビュー・感想・評価

夢が作られる森(2015年製作の映画)
4.0
「ヴァンセンヌの森」はパリの東にある森林公園。
都会の生活に疲れた様々な国籍、人種、年齢、職種、性的志向の人々がやって来て、安らぎを得られるオアシスとなっている。

「ここは落ち着く俺の居場所。宇宙であり楽園だ」毎日森に来て活力を充電する元軍人のオヤジは、丸太で筋トレ。

「出会いのチャンスは万にひとつの確率!」セックスに飢えると相手を求め、森で探し回る同性愛者とホットスポット巡り。
※出会い系アプリという強敵の出現で、森での出会いは衰退。

「目に映るものは描かない。私のアプローチはピカソに近いがバスキア風」わざわざ毎日森に通い、わけのわからん絵を描くオッサン。

大虐殺を逃れてフランスへやってきたカンボジア難民、森を仕事場とする娼婦、写真家になりたかった犬の散歩代行サービスのおっちゃん、カエルの交尾を観察する研究者、釣りに夢中になり半ケツを晒す若者、不法投棄されたゴミを撤去する鳩おじさん、ラガーキッズ、ワケありで森でテント暮らしをする人々、散歩する精神疾患者、爆走するチャリンコ集団…愛、孤独、欲望、希望、夢、郷愁…人々の想いが語られる。

Wow…終わり方、オシャレ~
安らぎの地であり、出会いの場でもある森。そして森は…都会より性欲をかき立てられるらしい(笑)
安らぎ求め→癒され→解放され→性欲⤴︎ってことなんかな(笑)
良い映画なんだけど…ちと長ぇな…。
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