crn

女と男の観覧車のcrnのレビュー・感想・評価

女と男の観覧車(2017年製作の映画)
3.0
鮮やかな色彩と楽し気なムードのコニーアイランドに住み働く女性の人生の停滞と廃退。彼女を生々しく美しく演じるウィンスレットがこの映画の肝。感情のムラに引き付けられた後、狂気じみていく様に興ざめし、そして最後の表情を見せつけられて元の地点に戻らされて冷静になる。Wonder weelの名の通りで、その展開はさすがおもしろかった。

冒頭の光の使い方がきれいで見とれていたら、同様の表現が多用されていた。光や色だけでなく、舞台のような演出、登場人物のナレーション、といった見せ方は、ウディ・アレンらしさではあるけど、色々とtoo muchな印象。
crn

crn