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オラファー・エリアソン 視覚と知覚のQMのレビュー・感想・評価

3.0
現実は主観次第
現実の価値はみる人によって作られる
空間×時間=存在

みたいな

NYにいったことはないが、そこに流れるイースト川。アイコニックなものだから、その忙しく変化する大都市に同じく動き続ける自然の象徴を投入した、そんな説明でもしっくりくるものだが、彼のアートのコンセプトはサイエンスかつ哲学的で。あのローンチプレスイベントのときのスピーチのことばと、滝そのものがあって彼の名のつく価値のついた現代アート作品になっているのだな。元々そうなのだろうけど、アート作品そのものに価値があるのではなく、アーティストの思想や哲学があってのモノで、それを楽しむことも価値だし、日々続いていく日常の空間と時間の中に異質なものが投入されてそれを体験しにいく。写真に撮る。そんな直感的に楽しんでもよし。そんなふうにさまざまな背景をもつものが混じり合い、空間自体がアートに。まとまらないけど、現代アートってゆうのは単に人やものが新しいだけじゃなくて、色んな解釈ができるものをさし、現代らしさたるものなんだなと改めてかんじた作品。
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