キング

映画ドラえもん のび太の宝島のキングのレビュー・感想・評価

4.3
ドラえもん映画38作目。
本当に大冒険って感じの作品!
冒険感、ハラハラドキドキ感なら前作のカチコチも超えるわさドラ映画至上最高だったと思う。大山ドラ作品にも匹敵する。
しずかちゃん拐われる事件もドラビアンナイト以来で、「このあと、どうなっちゃうの?」とハラハラさせられた。
そして、とにかく作画が凄い。1つ1つのキャラの動きや、回りの背景の変化にも凄くこだわって作られていて、40年でここまで進化したんだなと、時代の変化を感じられた。
自分が気になったのはラストのこの映画のメインキャラの父親を説得するシーン。のび太が溢れるような涙を流しながら、大人は正しいって誰が決めたの!?と必死に説得するのは、やはりちょっとお涙頂戴な感じが…
母親の台詞も、結婚前夜のしずかちゃんのパパの台詞と似たような感じでやや微妙な感じ。
その後ののび家のシーン~エンディングの流れは、ガチでドラえもん愛が伝わってきて物凄く泣けたのに、ラストシーンがちょっと物足り無かったのが残念かなぁ。
しかし、わさドラ映画の中なら間違いなくベスト3には入る傑作だと思うのでまたじっくり観てみたいと思う。
キング

キング