オランダに亡命した元ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世の元に派遣されたドイツ軍将校と、屋敷で働くユダヤ人メイドの女スパイとの恋を描いている(Wikipediaから引用)。
敵であるドイツ人将校との恋を描いた「フランス組曲」の方が、断然良かった。親と兄をナチスに殺されたユダヤ人の女スパイが、あんなに簡単にドイツ人将校に身を許すことは、あり得ないと思う。原題は、「exception」で、「例外」という意味。例外だからと言いたいのだろうけれども、どうも腑に落ちない。2人が恋に落ちる様子をもっとゆっくり丁寧に描いていれば、共感できたかもしれないのに。
とは言っても、後半の展開は、なかなか良かった。
そして、何より、やっぱりクリストファー・プラマーが素晴らしかった。