ぶちょおファンク

祈りの幕が下りる時のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★3 中盤★3.5 終盤★2.5

ドラマも映画も全部観てる大好きな『新参者』、
一応最後(最終章)の“加賀恭一郎”シリーズ!

「人は嘘をつく…」

ヒトに限らず動物や昆虫や植物も嘘をつく。
別の何かに見せて天敵から身を守る擬態、
怪我したフリをして天敵をおびき寄せ逃げる擬傷。
昆虫や植物の擬態の説明はしませんが、
鳥類の擬傷の説明を少ししたいと思います。

タマゴやヒナのいる親鳥は巣の近くに天敵がいて危険を察知すると
巣から離れた場所で怪我をして飛べないフリをして天敵をおびき寄せ少しずつ巣から離し、捕獲される寸前にサッと飛び立ち逃げます。
親鳥は子を守るために自分の危険を顧みずこういう行動をとる。
ちなみにヒトのオスがラブホ近くで「気分悪いので休まない?」ってのも擬傷です!(笑

親が子を想い行動するのは本能。
子も親を想い行動するのは。。。

このシリーズの根幹は事件の謎解きではないのは重々理解してますが、
事件の点が線になっても今回はそれほど巧い流れではないなぁ〜…っと感じたのでそこがマイナス点。

加賀恭一郎(阿部寛)は父(山崎努)との軋轢がずっとあり、
今回は母(伊藤蘭)が物語のキーポイントで、
加賀恭一郎の“親”の物語が完結することで“最終章”と銘打ってるんでしょうね。。。

ドラマ版を観てから本作をチェックしないと小さな笑いを楽しめません!
特にエンドロールはニンマリでした♪

ちなみに…加賀恭一郎の口癖は…「ちなみに」です!(笑

2019年56本目