あさ

桜桃の味のあさのレビュー・感想・評価

桜桃の味(1997年製作の映画)
4.0
今こそFleabagとか見返したら効きそうな日だったけど、こちらへ流れた。同監督のCLOSE-UPが気になっているんだけど、こっちの方が先にClipしてたっぽい。

この映画が撮られ、この世に生まれてよかったなと。ただ単にそう思った。おじさんに桑の実があって良かったな。全てはタイミングだ。何て事ないことで気分がズーンと落ち込むし鬱には鬱しか効かんと思って暗めの映画を探していたけど、コレ見ちゃったら私は別に死にたくはなかったワとケロリと思った。というか、一番刺さったのが「桜桃の味を忘れて良いのか」だった。ヤダな〜忘れたくはねえよな。そうだよね〜。結局、死んだ方が楽なのかなんて本人にしか分からない。でも一回、桑の実があればなアと思うものね。きっとこの映画はその実になり得るのかもしれない。時を戻してお節介でも教えたいなあ、てか一緒に見たいなあと、きっと永遠に思っちゃうんだろうなと思う人もいる。

「言うのは簡単、やるのは辛い。」かたや、「やるのは簡単、言うのは辛い。」この対義も凄く心にドカッと来た。
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