門倉カド

ドクター・ドリトルの門倉カドのレビュー・感想・評価

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)
4.5
家族サービスに最適。超豪華声優陣で描く、感動の冒険物語!!

【賛否両論チェック】
賛:孤独だったドリトルとスタビンズが、動物達との冒険を通して、本当に大切なものを見出していく様が、観ていて深い感動を誘う。動物達の超豪華な声優陣も必聴。
否:展開は非常にご都合主義で、主人公達が危ういところを毎回ギリギリで助かっていくのは、まさにご愛嬌。小さい子が思わず怖がってしまいそうな描写もある。

 最愛の人との死別が引き金となり、人間に心を閉ざしてしまったドリトル先生と、そんな彼に憧れを抱く、自分の居場所を見つけられずにいた少年・スタビンズ。孤独だった2人が、一癖も二癖もある動物達と破天荒な大冒険を繰り広げていくうち、次第に仲間達との深い絆を確かなものにしていく姿に、思わず胸が熱くなります。情操教育にもとってもイイと思います(笑)。
 そして何といっても特筆すべきは、動物達の声です。エマ・トンプソンにラミ・マレック、トム・ホランドにマリオン・コティヤールにセレーナ・ゴメスと、超がつくほど豪華すぎる声優陣が務めていますので、そちらにも要注目です。
 難点としては、展開がとってもご都合主義なところと、小さい子が少し怖がってしまいそうなシーンなんかがあるところでしょうか。しかしそれらを差し引いても、是非家族でご覧になっていただきたい、とってもステキな冒険物語に仕上がっていますので、気になった方は是非。
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