「音を立てたら即死」
そのアイデアだけで、作ってしまった作品に見える。不都合な点が多い。
ロケットのおもちゃを、もっとしっかり破壊しなかったのはなぜ?
長男ひとりで花火に行かせたのはなぜ?
行かせたまま放ったらかしなのはなぜ?
階段から不自然に飛び出ているクギ。なんだあのクギ。抜こうよ。危ないから。
子どもを探しに行くのに手ぶらなのは?武器持とうよ。
両親の危機管理はどうなってるんだ。
よく生き残ったな。
この状況で出産とか有り得ない。
赤ちゃん無音で育てるとか不可能。
必ず殺されるぞ。
そもそも、なぜあのサイズの化け物に対し人類は絶滅寸前なのか?人類の軍事力があればいくらでも退治できるんじゃないかな。お母さんの鉄砲ごときでダメージくらってるし。
自然界の音には反応しないのに物理的な音だけに反応する化け物の、ご都合主義な設定にも、ここまで来るとツッコミを入れたくなってくる。
ホラー映画として、無音の緊迫感が続くスリルはよかった。でも本当それだけかな。
もう1回見たいとは思わない。
消耗品映画。
公開:2018年(米)
監督:ジョン・クラシンスキー
出演:エミリー・ブラント、ジョン・クラシンスキー