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クワイエット・プレイスのcrimsonのネタバレレビュー・内容・結末

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

音を立てたら即死。

『クワイエット・プレイス』をレイトショーで鑑賞。

まさか、この歳で『エイリアン』や『遊星からの物体X』を初めて観た時の衝撃を味わうとは思いもしませんでした。

こんなに映画館で物音立てないよう気遣うのは初めて。
普通映画館だからポップコーンとかジュースとか片手に観たりするじゃないですか?音量も大音量だしね、そんなの気にもならない筈なんです。普通ならば‼︎
ですが、この作品はそうじゃない。
何せ、音を立てたら即死ですから(笑)
映画全編の95%は手話やヒソヒソ声で展開しますし、音楽なんてほとんど流れません。もう息遣いや自然の音がほとんどなんですね。
だからポップコーンとか食べようものなら...ガサガサ音がしちゃうわけですよ。コーラとかストローで飲んでても氷の音とかしてくるわけで、本当に気を遣う映画なんです。

音を立てたらいけない映画と言えば、昨年の『ドント・ブリーズ』を思い出しますが、はっきりいってアレよりヤバイ。
『宇宙戦争』なんてあんなのクソにしか思えないくらいにヤバイです。

エミリー・ブラントやっぱり美人、そしてレミントン(ショットガン)が良く似合う‼︎
エンドクレジット見てたらマイケル・ベイの名前が。
ウソ...このバカ製作陣に加わってたの?と驚きの完成度。
いや、きっと同姓同名の他人だよ。
マイケル・ベイにコレ作れるわけがない(笑)

勿論色々ツッコミどころ(赤ちゃん産まれた後、普通の声で会話してんの何でだろ?とか、音立てておびきよせるなら、叫ばなくても他の方法もあるじゃん⁉︎)はありますが、それでもこの完成度は素晴らしい。

登場人物なんて8人しかいない(通りすがりの死体とオッサンや、産まれてきた赤ちゃん含めて)から、結構各キャラを深く描けてます。

個人的には続編は不要。
でも製作決定しちゃってるからねぇ。
よせばいいのに。
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