takanoひねもすのたり

クワイエット・プレイスのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)
3.0
製作プラチナム・デューンズと出てきたので、多分設定ザバザバだろうと思っていたら案の定でした…😅

宇宙クリーチャーが飛来して、そいつらは音を立てると攻撃してくる世界。
生き残ったある家族は、音を立てず静かに沈黙を守りつつ生きてきた…というざっくりサバイバル家族愛ホラー。

ザバザバな設定が逆にノイズになって、終始突っ込まずにはいられなかったよ!
なんとなくシャマランの「サイン」を思い出してたんですが、トウモロコシ畑に外界から切り離された家族っていうのが重なっただけだと思う。


家族構成は父、母(臨月)長女(耳に障害有)長男の4人家族。

あまり突っ込まずに素直に観るのが正解なんだろうなあと思います…が、音の線引きが曖昧で、例えば一家は消音のため裸足で石灰のうえを歩いたり走ったり、微かに音を立てているのに、アライグマは何故か殺られちゃう。
音に反応するなら、川岸は逆にエイリアンを寄せ付ける場所のような気がする…。
盲目設定だから、そこが川とか分からないだろうし、後半水に入っていたから奴らは水が苦手という訳でも無い。

あと釘!何故あれをそのままにしておくんだろう、子供のいる家庭では考えられない。

100歩譲って、赤ちゃんは良しとしても(想定外の妊娠で産む以外の選択肢が無かったとか)
どう考えても育てるには地下シェルターとかの防音施設のあるとこじゃないと無理でしょう。

あとエイリアン対組織が機能しなかった点。
新聞の切り抜きなどで見せていたけど、それもどうかと思う。何のための軍なのか。エイリアン一匹確保して研究するくらいは出来てたんじゃない?
特定の周波数が苦手で近接ショットガンが効くなら、殲滅法もできたはず。
その辺の描写が全く無いので、「バードケージ」と同じワンアイデアの詰めが甘い家族愛ホラーなんだなあと思った次第。

映画館で観れば普段と違う静けさで緊張感もあったかも。
自宅で見たし、生活音は消せないし、まあ私なんて、くしゃみひとつ、咳ひとつ、おならで即死でしょう 笑

しかしこれで続編…!!
末っ子が泣かない赤ちゃんなのか!
それとも軍が動くのか…とりあえず続編も観ると思います。


一瞬だけ出てきたおじいさんが、くしゃおじさんかと思ったよ。