西田千夏

ある女流作家の罪と罰の西田千夏のレビュー・感想・評価

ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)
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【2022-128本目】


猫が死んでしまったという所に1番心が痛んだ。


Leeがやった事は犯罪だけど、でも他人事として見ることが出来ない部分もありました。

気持ちは凄く分かる。愛猫を失ってしまった悲しみ、病院に連れて行きたくても連れて行けない悲しみ、どんなに働いても中々稼ぐことの出来ない現実など。


元々伝記作家であるため、センセーショナルな手紙を作ることくらいLeeにとっては朝飯前。
苦労して伝記を書くよりも、有名人になりきって手紙を書けば、儲かると気付いた彼女は、あちこちに捏造の手紙を売りまくり稼ぐ。

そして、悪いことが1度でも成功すれば、
それが快感になったり、2回目も成功するような気がしたりして、何度でも試みたり調子に乗ったりしてしまう。
Dorothy Parkerになりきる辺りね。


Melissa McCarthyと言えば、
コメディ映画のイメージがあるし、
大抵はコメディ映画に出ているから今回もコメディを交えながらの物語かと思いきや、
シリアスな内容に少々ブラックコメディがある程度だった。

コメディな役柄をしていない時のMelissa McCarthyも魅力的です!