同じように、奥さんが身体が不自由になってしまった旦那さんを看る、ということで、「博士と彼女のセオリー」を思い出しながら観ていた。
どちらも実話であるけれど、こちらは、実際はきっともっと奥さんもご家族も絶望したり、現実に打ちのめされたりしたこともあったんじゃないかな、と思うような、ネガティブすぎるシーンは少なかったな、と思う。
と、思っていたら、製作者の方の実際のご両親の話ということだったので、その方の目線でのご両親の姿だったのだとしたら、本当に素敵なことだな、と思った。
でもエンドロールを観る限りきっとそうだったのだろうと思う。
生きる気力も失って、本人が死んだ方がマシだと感じていた閉じ込められていたように思っていた病院から、奥さんや周りの方々の尽力で初めて外に出してもらえたときの、本人の目線での空のシーンがとにかく綺麗だった。