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ブレス しあわせの呼吸のariiiのレビュー・感想・評価

ブレス しあわせの呼吸(2017年製作の映画)
3.5
28歳で余命宣告されて人工呼吸器とともに36年生きたなんてウソのような本当の話。
運命って残酷だなと思ったけど、それさえも受け入れて幸せに生きられるんだって思った。
映画の中だけでは描写しきれていない壮絶なこともきっとあっただろうとは思うけれど、ストーリーてきにすごくハッピー感があったから涙涙というより温かい気持ちで観れた。
ポリオの病気のとこをあまり知らなかったから勉強するきっかけになりました。
実際に自分が全身麻痺で人工呼吸器とともに生きられるのだろうかと考えると自信がない。本編でも最初は死にたいって言ってたように、希望を持ってなんて生きられないだろうしすごくネガティヴになっちゃうと思う。
でも、彼は周りの人たちにすごく恵まれていたなと思うし、you're life is my life.なんて言ってくれる愛する妻がいたことが本当に運が良かったというか。彼の人柄もすごく良かったんだろうなと。人生で一番大事なものは本当にヒトだな、と思った。
相手のために生きたい、相手がいるから生きたいと想うことってすごいパワーがあるんだろうなと。気持ち次第で人生どうにでもなるかもしれないと思った。
ロケーションもすごくキレイで、観ていただけでも空気がキレイそうだなあと感じた。
車椅子に乗った彼目線の青空はなんか胸がきゅっとした。
障がいがあるからって閉じ込めておくなんて間違っている、ヒトはみんな自由だっていうセリフが沁みたなあ。
せっかく生きてるんだから、自由に、精一杯生きないとなあと。
お金があることも必要だと思ったけれどね。あの生活が保たれるって考えると、かなり裕福じゃないと厳しいだろうなと。
そしてやっぱりわたしも心の底から愛し愛される人と結婚したいなあ。それが絶対に人生を豊かにすると思うし。自分の人柄を磨かないとですね。
この映画をずっと観たいと思っててやっと観れたのに、結構寝ちゃって残念だった。
上映館も少ないし、DVDとかでまたちゃんと観れたらいいな。
病気の物語ではあるけれど、観ていて温かい気持ちになれるし、生きる力や生き方、周りの人たちの大切さを教えてくれて、自分の人生を見直すきっかけになる映画です。人生は冒険だ!
ariii

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