フジコ・ヘミングさんの日常を、ちょっと覗かせてもらえるドキュメンタリー。
少女時代の日記は、可憐で可愛らしい。
世界各国にあるご自宅は、どのお家も居心地が良さそうで、そして必ず猫がいる。(エンドクレジットに猫の名前があるのを見て、嬉しくなった)
弟ウルフさんも、フジコさんに負けないくらいパワフルで、二人で並ぶと圧巻(笑)。
でも何よりもこの映画の魅力は、やはりフジコ・ヘミングさんのピアノだ。パリのアパルトマンでポロポロと弾くピアノの音も、コンサートホールで奏でる魂がこもった演奏も、どれも良い。
だから、この映画だけは、どうぞエンドクレジットが終わるまで席を立たなでほしい。最後まで素晴らしい音楽に浸れます。
