こなつ

トップガン マーヴェリックのこなつのレビュー・感想・評価

4.5
前作を観てからの方が楽しめると聞いて、まず動画サービスで、36年前の「トップガン」を観てからの鑑賞。

36年前の若きトム・クルーズに魅せられたまま、本作を観に行った。

「トップガン観た?」「トップガンがいいよ」「トップガン、面白かった!」会う人、会う人、口を揃えて絶賛するから、アクションや戦争映画は苦手意識があったのに、観てみたい好奇心が上回ってしまってついに鑑賞。素晴らしい映画だった。

オープニングで流れる主題歌、ケニー・ロギンスの「デンジャー・ゾーン」が前作同様初っ端から興奮を誘う。

エリート飛行士訓練校というから、空軍だとばかり思っていたのだが、海軍の話だったのですね。

36年前、最高峰の戦闘機パイロットを育成する「トップガン」を卒業したマーヴェリックは、相変わらず規則に従わず、上司の言葉に耳を傾けない問題児で昇進すらしていない。

彼には訓練校時代、相棒で親友のグースを失った辛い過去があり、そのトラウマからも抜け出せないでいた。

そんな彼を36年前トップガンでは良きライバルだったアイスマンが現在の新世代トップガンの教員に抜擢する。それには極秘ミッション遂行という大きな目的があった。

アイスマンは、アメリカ海軍の最高司令官になっていたのだ。

オートバイを乗りこなす姿、ヨットを操る姿、ビーチでアメフトをする姿さえも、トム・クルーズのセクシーで男臭さが満開。
その身体能力の高さには還暦近くの年齢
を全く感じさせない。

一瞬の判断ミスも許さない、緊迫した命懸けの低空飛行に、観ているこちらまで足に力が入り、敵はどこ?なんて一緒に探してしまうリアルさは、映画の高い完成度を感じた。IMAXでの鑑賞がより臨場感溢れるものにしてくれた。

人間ドラマあり、ロマンスあり、トム・クルーズのスターとしてのブランド力を見せつけられた作品だったと思う。
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