スズキさん

トップガン マーヴェリックのスズキさんのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

前作映画ありきの作品であり、世代的には前作映画の時代とはズレている人間である。
が、本作は個人的に最も好きな作品の一つと言える。
私が幼い頃、前作映画を地上波放送で流れていた時、親が若い頃に見た映画だと言って家族で一緒に見た思い出がある。
難しい話はよくわからなかったが、とにかく登場するF-14トムキャットのフォルムや飛ぶ姿がカッコいいことカッコいいこと。
また、パイロット役で主演のトムクルーズもまたカッコいい。
それから私は戦闘機にどハマりする。
また、大人となった私は再び今作を見るため映画館へ向かった。
あの若かったトムクルーズ(マーヴェリック)はベテランパイロットとなり、若いパイロットを指導して導いていく。
絶対に不可能なミッションだと諦める若手パイロットを勇気づけるため、自ら命令を破って遂行可能であると証明する為に飛ぶマーヴェリック。あのF-18を変形させる程のGをかけてもなお、神技的な操縦技術で証明してみせたあのシーンは、映画館で立ち上がってしまいそうなほどであった。
更に物語終盤に、前作の主役機であるF-14が登場する。
敵基地に忍び込み、F-14を鹵獲して脱出するためだ。
またマーヴェリックがF-14に乗ってくれる!
これだけでもう感動である。前作のバディの息子がこんな化石みたいな古い飛行機が飛ぶのかと不安がる姿もまたいい。
短い誘導路から飛び立つF-14、
「なんで羽が動くんですか!?」
若いパイロットにはF-14への信頼が全くない。これがまたいい。
そして、空へ飛び立ったF-14は追手の最新鋭戦闘機と空戦し、神技的な操縦技術で2機も撃墜してしまった。映画館で絶叫していてもおかしくなかったシーンである。
あの時よく私の理性がよく持ってくれた思う。
映画の内容というよりも殆ど自分語りになってしまったが、それほどこの作品が大好きであるということである。
スズキさん

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