このレビューはネタバレを含みます
主人公のことは好きになれない、だけどああいった選択をしてしまうのは、もう女の病気みたいなもんなんだよって気持ちになる。ドライブマイカーとはまた違うが、この監督は女性の心情や言葉にできない感覚的な部分を描くのが上手すぎる。自分でも説明しがたい女性ならではの感覚が映画によりさらけだされる感じが、後味悪くもなんだかすがすがしくもある。
ラストシーンの、2人が決めた家から焦点の合わない目で川を見る画と、昔のような関係には絶対に戻れないけど、それでも一緒に生きてゆく予感を残した終わり方はとても良かった。
まあ、主人公の猫の件は本当に許せないけども😠