フェイスノーモア

寝ても覚めてものフェイスノーモアのレビュー・感想・評価

寝ても覚めても(2018年製作の映画)
3.3
東出昌大、唐田えりか主演のラブストーリー。

突如目の前から消えてしまった最愛の人の記憶と、その人に瓜二つの男性の間で揺れ続ける女性の物語。

この物語で特別なのは、信仰にも近い気持ちを抱いていた元彼と、その後出会ったごく普通の男が瓜二つだったという点だけ。
元彼と大好きな状態で何も告げられずに離れてしまったがために、思い出が色褪せることはなく未練だけが残ってしまった。しかしいざ年数が経って再会してみたら「あれ?こんなんだっけ?こいつやばくない?」と我に返るという流れ。
大人になった主人公にとって「またいついなくなるか分からない、仕事も人間関係にも執着しない自己愛だけの男」vs「堅実でちゃんと自分を愛してくれる優しい男」では勝負になるはずもなく。
ラストはハッピーエンドなのかどうかはわかりませんが、上手くまとまっていたとは思います。