貧困の中でも自分は強いと、生きていけると勘違いしてるホントに救いようのない母親と、そこに巻き込まれる娘ちゃんのお話。
変われない環境…とかってよりも、環境のせいにして変わろうともしない、目の前の快楽と少しの贅沢に流されてきた母親のツケ支払いタイムな展開に、途中からマイナス感情が溢れ出てきた。
そのせいか、極彩色に彩られた世界は、パラッパラッパーな母親の頭の中にしか見えない。
無邪気な子供たちはすげぇ可愛いんやけど、自身の境遇を理解していないだけと思うと見てて辛くなるし、これを幸せの形は…とかって形容するのはちょっと違うと思う。それこそ洗脳やんけ。
貧困層の中でも強く逞しく、自立して生きていく親娘みたいな話を期待していた僕が悪かったんですが、正直ビミョーでした。
ラストの逃避はドラマティックなんですが、僕がディズニーランドに何の感情も抱いていない人間な為、ぼーっと観てるだけとなってしまったのもなんだか勿体なかったなぁと。
いや、マジで期待してたんですけどね…
