フロリダには反社会的破滅型のビッチィマミィが生息している。娘とともに夢の国のすぐそばの安モーテルで自堕落かつ傲慢な生活を送っている。
当然、子も親に似る。まるでチビッコギャングの振る舞いに背筋が凍る。ムーニー役、ブルックリン・プリンスの自然で瑞々しい初演技に目が点になる。豊かな表情。これは素のままだ。子役時の芦田愛菜の演技など白々しく見えてしまう。
色彩感豊かでポップな映像美が楽しめる。これが「魔法」の元なのか?ラストのKool&the GangのCelebrationのオケバージョンに併せ、夢の国が迫ってくる。この演出も憎い。
エンドロールが始まった瞬間のこの不思議な余韻は何だ?ファーーーック!