アピチャッポンの作家性を薄めたかんじ。でもそのぶん小津的な美学、というかまんま楊德昌と侯孝賢の撮影技法が随所にあって映画オタクには美味しい。ドイツ人なのにめちゃくちゃアジアの監督がしそうなアプローチをしてる、って言い方は語弊を招きそうだけど、まぁその印象が強い。とにかくショットの構図から感じられる美的センスが自分とドンピシャだから好き。山形国際ドキュメンタリー映画祭への興味が出てき始めたかも。

@yidff
「この時代では忘れることも大事」と言いつつ記憶から消えることを恐れる一家は、モノとしての遺骨がそばに無いと不安でならない。一家の歴史さえ朗読用スクリプトとして物化してしまう。彼らが記憶の最たる結晶である家屋を譲ることはないだろう。
静的で端正なショットがかなり良いが驚きはなく寝る。QAでアピチャッポンぽいと指摘されてたのも首肯。次回作も観てみたい。自転車に乗る女性の顔。

• #tjr2017

アピチャッポン的な時間の流れが心地良すぎて2回ほど落ちかけた

DDS2018@Ks