アピチャッポンの作家性を薄めたかんじ。でもそのぶん小津的な美学、というかまんま楊德昌と侯孝賢の撮影技法が随所にあって映画オタクには美味しい。ドイツ人なのにめちゃくちゃアジアの監督がしそうなアプローチ…
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「この時代では忘れることも大事」と言いつつ記憶から消えることを恐れる一家は、モノとしての遺骨がそばに無いと不安でならない。一家の歴史さえ朗読用スクリプトとして物化してしまう。彼らが記憶…
冒頭の均質な風景の繋ぎ、室内の対称的な構図など小津要素高め。昼食直後の鑑賞であったこともあり、ぼそぼそ喋る呪文のようなベトナム語が催す眠気は強力で、三行以上のセリフを聞いたら5秒は意識を飛ばす、とい…
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