復讐劇は数あれど、今までちょっと観たことがないタイプの作品❗️
スタッフ等殆ど調べず観たので、マクドーマンド主演ならコーエン兄弟かと思いきや、ちょっと違う雰囲気を感じ、途中で確認しました💦失礼ながら初めて知った監督兼脚本を務めたのがマーティン・マクドナー❗️イギリスとアイルランド国籍の劇作家、脚本家、映画監督。この作品で多くの脚本賞を総なめしたんですね👏
前書き長くなりましたが、とても面白かったのです😲
ミズーリ州のとある田舎町。警察官も地元民も殆ど顔馴染み、ナァナァ感のある地域。
そこで、7ヶ月前に凄惨なレイプ事件で娘を焼殺された母親ミルドレッド（マクドーマンド）が奮い立つ‼️
交通量はほとんどなく、目が行き届く道路脇にある壊れてデカイ看板に目を付ける。広告会社に依頼し3枚の真っ赤で目立つ広告看板を立てるところから始まる。
「レイプされて殺された」
「犯人逮捕はまだ？」
「なぜ？ ウィロビー署長」
この名入りのデカイ看板が続けて3枚立ったことで、ニュースになったり大騒ぎの田舎町。
マクドーマンドは主演女優賞だけある🏆怒り、自責、苛立ち、暴走を激し過ぎる演技で見せ付ける。
いつも演技力が楽しみ、この作品でも助演男優賞のサム・ロックウェルはレイシストで非常に暴力的なディクソン巡査役。瞬間湯沸かし器が歩いているようなのだが、署長を崇拝している。
涙が出る程良い人物はウディ・ハレルソン演じるウィロビー署長。
この人のような人間にはなかなかなれない😥
善人はこの人が1番だったけど...
マクドーマンドに寄り添いたくても、ちょっと過激過ぎて言葉が汚過ぎて呆れてしまうほど...その裏には最後に娘に掛けた言葉の後悔と、別れた夫が19歳の女に走ってもまだ心に愛があるっていう切ない女心も垣間みせる。でも息子のクラスメートを脚で蹴るか？🤷♀️
115分という尺の中で、いくつかの事件が起き、それぞれの心境変化も上手く見せ、グイグイ惹き付けられた。ちょっぴりコメディ要素も入れつつが良い塩梅❗️
なんと言ってもラストがイイ💫
マクドーマンドとロックウェルが車の中で交わす言葉と表情が最高✨もう天晴れでした👏
映画好きなら必須科目的作品でしょう🌟
