スリー・ビルボードの千里のネタバレレビュー・内容・結末

トレイラーをチェックした時はそんなに惹かれなかったし、劇場公開が始まり話題になっていてもそこまで惹かれなかった本作。しかし年間ベスト10を決めたいこの時期に話題作はやはりチェックしておくべきかと思い直し、観賞。うーん、描いてることは何となーくな感じでは伝わったし、そういう作品として観ればよく出来ているのかもしれない。しかし個人的には世間の絶賛程は楽しめなかった(つまらなかったという訳ではないが)。

事件が大きく動いて衝撃的な展開やオチが！！っていうタイプの作品を期待してたからってのもあったのかも。本作は事件そのものが重要なのではなく、事件の中での人間の生き方や行動の仕方を描いた作品って解釈でいいのかな？人生生きてれば誰かと敵対したり、憎みあったり、暴力をしてしまったり、間違ったことをしたり、時には犯罪を犯したり。逆に悲壮感溢れる時に人の優しさに触れて嬉しくなったり。そうやって辛い思いをしながらもその中に見出せる優しさや温かさに触れながら生きていく。そういうこと。