たが

スリー・ビルボードのたがのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
3.9
何事にも真面目に意味を持ってやると決めた(勝手に)ので、映画を評価する基準を設け、点数を付けていきたい。
*あくまでも個人的な意見です〜
*コメント、フォローも大歓迎

Look(世界観): 0.7点
突然投げかけられた真っ赤な3つの看板に浮かび上がる、黒い文字で書かれたメッセージ。この絵を観た時、これは名作になるわと納得した。強いインパクトと、終始感じる暗い雰囲気を醸し出す。非常に効果的なアクセントを与えた。

Actor(キャラクター,演技): 1.0点
女優、俳優さんの演技が素晴らしい。キャラクターの深掘りも素晴らしい。1つ1つの発言と行動がどのように人を変えるのかが、非常に分かりやすい。人間の感情がここまで剥き出しになって見える作品は今まで観たことがない。

Senario(ストーリー展開): 0.7点
2点、3点する展開が予測できない。看板が原因で引き起こす様々な事件が、人間のあらゆる側面を掘り起こしている。

1つの発言が2度と治ることのない傷を残す
1つの手紙が人を変える転機となる
1つの事件が人を大きく変えていく

この作品では、1つ1つの発言や行動が複雑に絡み合って、リアリティを創り出している。Mildredだけでなく、Jason、BillやJamesなど全ての視点から観ることが必要である。

Sound(サントラ): 0.8点
ユニークでテーマソングのようなサントラが存在する。“Mildred Goes to War”は、曲調が暗く、Mildredの怒りを表しているように聴こえる。曲を聴いただけで分かるような、ユニークな曲があるだけで、何倍も作品の世界観が深くなる。

👍or👎:0.7点
何度も観たい映画かと言われると...暗い気持ちになりたく無い笑。どっかの作品の真似事をする内容の無いよりは、こう言ったキャラクターの深掘りがしっかり出来た作品の方が100倍面白い。

2019年:51本目
4月:14本目
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