たが

イン・ザ・トール・グラス -狂気の迷路-のたがのレビュー・感想・評価

3.3
2019年:109本目
10月:4本目

映画のハイライト
①名の知れていない役者さんだからこそ新鮮味のある作品になっている
②映画を観た後は必ず解説を読みましょう
③高望みせずストリーミングサービスの映画として見れば・・・

①この映画に出演するパトリック・ウィルソン以外の役者さんは、正直に言って有名ではない。しかし、個人的には名の知れていない役者さんだからこそ良い作品が作れる物もあると思っている。役者さんには、似合っているキャラクターと言うのが1つや2つ絶対にある。パトリック・ウィルソンもそうだ、私のイメージでは彼は死霊館シリーズのウォレン夫妻の「エド・ウォレン」としてのイメージが強い。(私が死霊館シリーズが好きだから笑)しかし、有名ではない役者はこう言ったイメージが全くない。だからこそある意味一定の“色”に染まっていない演技が観れる。逆に自分の“色”を見つけていない人や色に染まりすぎて新鮮味がない人は、徐々に表舞台で見られなくなる。この作品では、そう言った色に染まっていない人たちの演技が見れて、新鮮味があった。

②観た後必ず解説を読みましょう。解説が“正”と言うわけではないが、参考程度に読み、自分なりの解釈を持つことを勧める。よく面白い、面白くないなどの言葉で済ませてしまう人が多いが、それは勿体無い。自分なりの作品の意味を理解することで、作品の深さが変わる。私はこの作品はNetflixホラーとしては、まぁまぁ面白かったと思っている←???

③私は、この作品“絶対面白い”と思って挑んだため、失敗した。パトリック・ウィルソンに見事に釣られた。だからと言ってパトリック・ウィルソンが悪いわけではない、私が過度な期待をしてしまったがためでございます。私と同じ失敗をしないためにも、「ストリーミングサービスの映画」として見ると、期待を少し超えるくらいの結果を提示してくれるでしょう。
たが

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