タッくん弐

ダンボのタッくん弐のレビュー・感想・評価

ダンボ(2019年製作の映画)
3.9
慈しむ気持ちを忘れてしまいそうだったからダンボを観に行く年度末

大空へ羽ばたけないアチキはきっと卑屈な臆病者

これ以上そんな弱い心に押し潰されない様、愛くるしい彼から勇気をもらいました

ティム・バートン監督でディズニー関連作品の鑑賞は義務

幻想的でナイーブな映像、そして監督のテーマである欠如は今回も健在です

障害であったり心の闇であったり毎回登場人物は何か抱えているけれどその美しさ、優しさ

長年チームを組む音楽担当ダニー・エルフマンも変わらず繊細な表現をオインゴ・ボインゴしていて素敵

久しぶりのティム・バートン作品出演、元ビートルジュースことマイケル・キートンや

監督作品でやたらサーカスの人を演じる事の多いダニー・デヴィートの共演なんかは

【バットマン・リターンズ】のバットマンとペンギン以来、胸熱の2人からは年月の経過を感じますが

物語の中ではダンボを軸に楽しそうに演じていらっしゃる

生き生きとした登場人物たちやママといっしょにいる時の可愛いダンボを観て

空は飛べなくても違う場所に行けるのかなと

COMPLEXを盾ではなくむしろ矛として戦っていけるのかなと

人の心など御構い無しに咲き誇る春の桜を眺めながら思いました

そうだ、もうなんか京都行こう

ときめきが消せやしない
いま、あなたに伝えたい
タッくん弐

タッくん弐