マッサージ屋

八つ墓村のマッサージ屋のレビュー・感想・評価

八つ墓村(1996年製作の映画)
3.0
昭和24年、神戸。
復員し神戸で働く寺田辰弥(高橋和也)のもとに母方の祖父と使いの森美也子(浅野ゆう子)の訪問を受け、「田治見家の跡取りとして岡山の八つ墓村に戻ってほしい」と頼まれる。
しかし祖父は毒殺され、辰弥の下宿先には「戻るな」という旨の置き手紙が残されていた。
それを無視して八つ墓村に行く辰弥。
その頃、辰弥と祖父を引き合わせた弁護士の依頼で探偵・金田一耕助(豊川悦司)も八つ墓村を訪れて・・・。

ちょうどこの物語のモデルになった「津山三十人殺し」のノンフィクション本を読んだので、久しぶりに鑑賞しました!

横溝正史の原作は遥か昔に読んでますし、何より『八つ墓村』自体はドラマやら映画で何度も見てますので犯人は初めから分かった状態(^_^;)

改めて豊川悦司版を見ると、金田一耕助がかっこいいね〜( ̄▽ ̄)
ただ、市川崑監督作品のわりに石坂浩二版の時のようなおどろおどろしさがイマイチ感じられない。
撮影用のフィルムの質が上がったからでしょうか?!
カットもそんなに市川崑監督らしくなかったような…。

何より『八つ墓村』の映画としては渥美清版の方がインパクトあったからねぇ。

なんで無理して市川崑監督が撮ったのか謎な作品でございます。