ひろ

ブリグズビー・ベアのひろのネタバレレビュー・内容・結末

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

青年とファンシーなクマの物語という情報しかなく、且つあのB級感満載のジャケットを見てコメディ映画だと思い、軽い気持ちで借りてきたのだが…
だいぶ重たかった(笑)
この調子で続いたら精神的にもたない、と思っていたら素敵な仲間との出会いがあり、心が浄化されたと思ったら本当の両親の苦悩に胸が苦しくなったり…といったバランスのとり方が絶妙で、監督の手腕に感心した。

自分が想像した作品とはだいぶ違ったが、良い意味で期待を裏切られた。
上映終了後のスタンディングオベーションのシーンでは思わず涙が零れたし、良い終わり方だった。

周囲に素敵な友人がいたからこそ成り立ったと思うし、『WONDER』のように優しい世界の温かい物語だった。
それにしてもマーク・ハミルが声を吹き込むシーンでは思わず爆笑してしまった(笑)

特典の「ブリグズビーの教え」を連続再生した際、テーマソングの繰り返しに思わず洗脳されかけた。
危ういところだった。

予想外に良い作品と出会えたことに感謝したいが、この作品を人に勧めるかといったらNOだ(笑)

P.S.
異質なものをどう受け入れるかということについて考えさせられた。
ひろ

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