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セブン・シスターズのBGのレビュー・感想・評価

セブン・シスターズ(2017年製作の映画)
3.6
今時アレなストーリーだけど、なぜか面白いSFサスペンス!これにブレラン2049より高スコアを付けるのは申し訳ない気持ちにもなるんだけど、面白かったのだから仕方がないよね(はーと)

ノオミ姐さんが1人7役!?それはつまり、いつもの7倍でノオミ姐さんが酷い目に遭うということですかっ!?なんて俺得!!
おまけに、デフォー出てんじゃん!グレン・クローズも!しかも監督は、「ヘンゼル&グレーテル」のトミー・ウィルコラじゃないですかー♪「処刑山」観たいなあ~。

そんな期待を胸に、観て参りましたYO!
とにかく私はノオミ姐さんが酷いことになるのが大好きなのです。えーえー、もう変な事を言ってる自覚はありますよ。だからと言って、僕は自分の生き方に嘘はつけないんだ。

そんなこんなで、偽りの人生を歩む7つ子ちゃんの話です。

食糧難に陥った近未来。人類は、遺伝子組換えによる食物生産により、その危機を脱したかと思われました。ところが、今度はその悪影響により、以上な多胎妊娠が多発。新たな問題となった末、政府は一人っ子政策を敢行。二人目以降は強制的にコールドスリープすることとなったのだが…。

こんな設定なんですが、ノオミ・ ラパス演じる7つ子ちゃんが1人の人格を共有して生きていくんですね。それぞれ担当の曜日があって、交代で社会生活を営んで行く。

ところが!ある日、マンデーちゃんが帰ってこないから、さあ大変!あ、ちなみに全員の名前が曜日になっています。さて、いったい何が起きているのかって話。

7人分を演じ分けるノオミ姐さんはさすがの演技力!祖父役なデフォー先生も、少ない出番ながら、例の如く美味しいところを持っていきます!

設定的には無理あんだろーって感じだし、ストーリーもまあ安いSF小説にある感じですわ。
それでも、ある印象的なシーンによって、彼女達がこの世界で生きて行くことが如何に難しいかを一発で表現したところが白眉。この作品の肝になってると思いました!
あとはもう、頑張ってる個性的な彼女達が酷いことになってくのがもう切なくて、楽しくて!

皮肉の効いた設定に、名優達が深みを与えるチープなドタバタのサスペンス!意外性は少ないけど、お話としては楽しめるように出来ているので、割と幅広くオススメです♪アクションあり、お色気あり、笑える小ネタありと充実してました!

追記:各ノオミ紹介
※ちなみに、公式サイトのネタバレが酷いので、観たらダメ!絶対!
①月曜/生真面目、意識高い系。真っ先にいなくなる。本作、影の主人公。
②火曜/情緒不安定な平和主義者。マリファナ大好きな赤毛ちゃん。可愛い系。
③水曜/ファイター女子。常に筋トレ。目付きがめちゃ悪い。でも、いい娘♪
④木曜/我が道を行く異端児女子。ショートカットでボーイッシュなメインキャラ。
⑤金曜/リケジョ。ハイテク系はおまかせ!でも、内気な地味っ子。
⑥土曜 /びっち系女子。しかし、まさかの秘密を抱えている。ご馳走さまです!
⑦日曜/温和で落ち着いてる系。ぶっちゃけ、一番キャラが薄い。頑張れ!
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