奇しくも、今年最後の大作映画となってしまい、世評の高さに前作に乗りきれなかった自分もいやが追うにも期待値は高まっていた。
相変わらず、凛々しさの塊のようなダイアナ、というよりガドットの魅力に全編目が奪われる。しかし、それが求心力になっているかと問われれば、首を捻るかもしれない。
これも偶然だろうが、今年にややフィットしたテーマや普遍性のあるテーマを扱ってはいるのだけれど、いかんせん尺を間延びさせ過ぎる嫌いがあるのも一概にあるのかもしれない。
これも多く目にした、某親愛なる友人の作品との類似性も、その作品の良くない部分ばかりがサンプルとされているように思う(ソースとしたかは不明だが)。
大作映画の少なくなってしまった年に、下馬評の高さと自分の感性の差にまたも寂しさを痛感することとなった一本でした。