最後のダニエル・クレイグ版ボンド。
『007』というより、『ジェームズ・ボンド』に視点を当てた作品でした。
スカイフォールから新作が4年ごとになり、今作も一年半の延期になってしまい、15年という最長のボンドになりました。見事に演じきっていたと思います。
007として挑戦的な内容だと思う。好みは分かれますが、その姿勢は評価したい。
個人的に、悪役が魅力的な作品は、作品自体も魅力的になると思っています。
カジノロワイヤルのル・シッフル。スカイフォールのシルヴァ。この二人は特に印象的で覚えています。サフィンも、そのくらい魅力的な悪役のポテンシャルを持っていたと思います。だがらこそ惜しい！もう少し掘り下げてほしかった。
とにかく長い！三時間弱あります。
集中して観ましょう。007ファン向けの台詞回しや小ネタも色々あります。
個人的に、スカイフォール以前と以降で区切りがあると思っていて、私の好みはスカイフォール以前です。
それでも、15年間演じきってくれた、ダニエルクレイグのジェームズ・ボンドは最後までかっこよかった！これだけは断言できます。
有終の美を飾る金髪で青い目のジェームズ・ボンドを、是非劇場で見届けて下さい。
