マッツ・ミケルセン氏が主演、ダンスしてるところも見れます。お酒がテーマで面白そう……
からの、お酒がメインテーマと思いきや、観終わった後はもっと普遍的でストレートな作品に感じられる、より魅力的なものに。
もちろんお酒も大事なファクター。ですが、
「依存症についての映画でも、道徳を説く映画でもない。もっと飲めとも言わないし、飲むなとも言わない」
そうパンフに書かれておりましたが、だからこそ良い作品になってると思います。
歳をとり、ルーティン化して変わらない日々を過ごす中で、主人公マーティンのような人は結構いるんじゃないだろうか？そもそも自分はどうなのだろう？
他者と人生を愛するために、自分の不完全さを受け入れる。
生きている限り、現在からは逃れられない。
私はキルケゴールが好きなので、よりこの作品が魅力的になっているのかもしれません。
と言いつつも、酒好きとしては、飲んでる描写はやっぱりとても美味しそう！それに潰れたことがある人は、飲酒描写のリアルさに驚くことでしょう。演技がすごい。
アルコール血中濃度を一定に保つのも、どんな感じなんだろう？と試したくなります。仕事中は絶対ダメですが。
お酒を飲みながら観れるなら、飲みながら観ても面白そうだなと思った作品でした。
