kumada

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのkumadaのレビュー・感想・評価

4.1
ダニエル・クレイグ版007の5作目であり最終作です。1作目でダブルオーを襲名するけれど恋人を殺され、2作目でその復讐を果たしました。この2作の敵がミスターホワイト。2作目以降でボンドの恋人になったのがミスターホワイトの娘です。ミスターホワイトの属する組織がクアンタムであり、その上部組織が4作目に出てきたスペクター。スペクターのボスの1人が、ボンドの養父の実の子供であるプロフェルド。本作に出てくるサフィンはミスターホワイトに家族を殺されており、復讐のため、スペクターのメンバ全員を殺します。3作目以外の人間関係はすべてつながってます(多分)。

サフィンがスペクター全滅に用いた兵器がウィルス兵器です。特定のDNAを持つ人間だけを、あるいは特定の人間以外を殺せる究極の兵器です。昨今のコロナ禍を反映してますね。

序盤に見応えのあるアクションシーンがあるのはダニエル・クレイグ版007のお約束ですね。CIAの女性エージェントが魅力的です。彼女が今回のボンドガールかな。クスリと笑えるシーンがいくつかあります。これが英国のsense of humorなのかな(劇中にもそんなセリフがありました)。あと、鬼太郎の目玉の親父を連想させるシーンもあります(笑)。

前作(4作目)で終えていればハッピーエンドでしたが、本作でボンドは死にます。007シリーズでボンドが死ぬ展開は初めてではないでしょうか。ダニエル・クレイグが出てたから007を見続けたけれど、これでお終いですね。
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