このレビューはネタバレを含みます
…本当にこれはボンド映画なのか?
いったい何回、途中で観るのをやめようとしたことか。
ところが、終盤のサッチモに心をぜんぶ持っていかれました。
We have all the time in the world
Time enough for life ...
ズルいっスよ。
コレをやられたら、もう涙が止まんないですよ。
☆4.1は、"21世紀のジェイムズ·ボンド"という難しい役を演じきった俳優、ダニエル·クレイグに。
(ただし本作品は、単体の映画としての面白さでは、"カジノ·ロワイヤル"や"スカイフォール"には遠く及ばないと思いますが…)
カジノ·ロワイヤルに始まる6代目ボンドの物語は、これで完結です。
でも、画面に映し出される最後のキャプションはやっぱり、
- JAMES BOND WILL RETURN -
次はいったいどんなボンドが、我々をとびっきりの冒険の世界へと誘(いざな)ってくれるのだろう?
そのときまで、しばしのお別れです。
ジェイムズ·ボンドよ、その時までさようなら。
そしてありがとう。