キャッチコピーの"死んでも止めろ!"の投げやり感が否めない
"泥棒ガリーナをスロバキアからドイツまで列車護送任務中のNATO工作員ジャックは突如占拠した生物兵器を所持したテロリスト達と戦う羽目になる"というストーリー
早い話、「暴走特急」と「カサンドラクロス」をヴァンダム風味に味付けしました!という映画なんだけど、とにかく演出が壊滅的
それもそのはず、監督が「シャークアタック」のボブ・ミシオロウスキーという時点で察するべきでした
目眩みたいなスローモーションを頻繁に挿入したり、ボケたトニースコットみたいな滅茶苦茶なカット割りなど、アクションに不慣れなのが画面越しにヒシヒシと伝わってくる
一方、ヴァンダムは定番の蹴り技やガンアクションなど奮闘するものの、やはり監督及びスタッフの力量不足の為見栄えが悪くなっていました
それはさておき、ラストでWHOがウイルスの拡散を防ぐ為に列車をヘリコプターで爆破しようと試みるのですが、このシーンの出来が最も滑稽
模型感丸出し&CG丸出し、果ては我がオールタイムベスト映画「アパッチ」から勝手(?)に映像を拝借して本編で使用するという暴挙に出ます
本作ではヴァンダムは実の息子と初共演を果たしていますが、とんだ思い出になったのではないでしょうか