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We Love Television?のKUBOのレビュー・感想・評価

We Love Television?(2017年製作の映画)
3.5
冒頭「俺が死んだら葬式で流してくれ」というセリフで始まる。

舞台挨拶で欽ちゃんは「人に見せるつもりで撮ってないから、映画の感想を人から聞きたくない」と言う。「あまりネットなどであれこれ言われたくない」とも。

欽ちゃんとしては監督の日テレ土田ディレクターに騙されて撮らされた(もちろん冗談)という感覚でドキュメンタリーというより「ドッキリ」に近いものだと言っていた。

2011年に放送された「欽ちゃんの もう一度30%番組作りましょう!」に向けての日々を、土田ディレクターが欽ちゃん宅に持ち込んだビデオカメラによる、欽ちゃん自身による自撮りビデオをメインに編集したドキュメンタリー。

齢70を超えて、欽ちゃんはますますエネルギッシュだ。最初は欽ちゃんの「現場での即興の掛け算が生む笑い」に緊張しっぱなしだった次長課長の河本準一が、番組収録直後に流す涙が美しい。

舞台挨拶でも間近に元気な欽ちゃんが見れてうれしかった。70を超えても、まだまだ新しい挑戦を続ける欽ちゃんに勇気をもらった。



余談ですが、私はこの番組のことを全く知らなかった。欽ちゃん大好きなのに。どうしてだろう?と思ったら、その年は病気で一年間寝たきりになっていた年だった。

また、ラストシーンは我が母校、駒沢大学へと通う欽ちゃんの姿。そうだった、欽ちゃんは私の後輩だった(^^)。今は我が息子も駒沢に通っているが、キャンパスで欽ちゃんをよく見かけるそうだ。いつまでも欽ちゃん、若いな〜。
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