お正月に幸せを願う赤い金魚は、誰かの差し入れだったのかしら、それとも更生施設の計らいだったのかしら?
歌を歌えば手拍子や合いの手にエア弦楽器🪕や舞踊まで。話をすればウィットを効かせた自分の言葉を語る。同じ部屋の仲間の話に感応してひっそりと涙を流す。…ひどい環境で育ったというのに人間としてのたしなみが立派だ。(日本でも昔から馴染み深かったペルシアの御伽噺の世界に想いも馳せる)
この子たちをひとり残らず愛おしいと思わない人がいるかしら?
それなのに、男たちのいる娑婆では絶望が待ち受けている。
イランへの攻撃は、貧しい男たちをとことん情けなくして、女の子たちをさらに地獄へ追いやることになるのかと思うとやりきれない。