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友罪のKUBOのレビュー・感想・評価

友罪(2017年製作の映画)
4.5
「友罪」はすごい映画だった!
生田斗真も瑛太もすごかった!

5月6本目の試写会は、瀬々敬久監督作品「友罪」。

主人公のひとりは2人の子どもを殺した殺人犯。新潟で小学生が殺された事件が起きたばかりなので、妙にリアルで重苦しい。「宮崎勤事件」「お葬式ごっこ」など、世間を騒がせた昭和の大事件を模したエピソードがクロスする脚本はリアルでショッキングだ。

瑛太って、上手くなったな〜。びっくりした。

実は今回の主演2人の役柄を聞いた時に、生田斗真の方が演技力あるし、児童殺人事件の犯人とその友人なら、逆にした方がハマるのになぁ、なんて思ったんだが、いやいやとんでもない、瑛太、すごい演技だった。なんらかの情緒が欠落している人間の表情を、こんなにも上手く表現できるとは! フィクションの登場人物をリアルに感じさせてくれる圧倒的な演技力だった。

本作のすごいところは、すべてのキャスティングがハマりすぎってくらいハマっていること。幸薄い女性を演じさせたらこの人ってくらい、ちょっとイメージ付きすぎだけど夏帆も素晴らしかったし、個人的には寮の先輩役の奥野瑛太が良かった。

友人が殺人犯だったということ以上に、自らのある「罪」を背負った生田斗真の演技も、もちろん素晴らしい。毎回言うが「生田斗真の作品にハズレなし!」

全ての登場人物が、それぞれの過去を背負い送る贖罪の日々。「人を殺めた人間は幸せになってはいけないのか?」 被害者家族の叫び、加害者家族の崩壊、そしてそれぞれの人生が交錯する中、作品は大いなるテーマを語る。

瀬々監督の間違いなく最高傑作! 見終わった後に、深く考えさせられる作品だ。