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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜の小本のレビュー・感想・評価

3.6
1980年という近過去の政治事件を、ここまで王道エンタメに仕上げた韓国映画の底力に圧倒される。スクープした記者ではなく伴走者であったタクシー運転手を主役に据える決定が素晴らしい。終盤の盛りすぎな展開はやや笑ってしまうものの、あくまで娯楽作品にするのだという潔さ、力強さが緩まず退屈させない。ソンガンホは至宝。
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