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君の膵臓をたべたいのひでGのレビュー・感想・評価

君の膵臓をたべたい(2018年製作の映画)
4.0
テレビ放映を鑑賞。
新聞取ってないので、やっているって知らなくて、つけたらやってて、最後まで観ちゃった。

えっ、Eテレだったの?も最後に分かった。
そーいえば、CMなかった、今頃分かったんかい😃

Filmarksでは、実写版もアニメ版も同スコアだけど、断然アニメ版の方がいい!

実写版は、浜辺美波と北村匠海の事実上のデビュー作、

二人はとても初々しくて、
そこは良かったんだけど、
原作の「膵臓を食べたい」というまるで、レクター博士みたいなタイトルの意味が、実写版では全くといいほど伝わっていなかったし、

日本映画のありがちな失敗エンディング、
無理に現在時軸に持っていく、興ざめラストの結婚式、

それまでの浜辺&北村の初々しく積み上げたものを小栗旬&北川景子のシーンが台無しにした印象が強いが、

少なくともこのアニメ版は、
原作のタイトル「君の膵臓を食べたい」の意味は充分に伝わったし、 
それとラストの締め方もしっかりリンクしていて、
映画的な切れ味の良い締め方にも繋がっていたと思う。

実写の浜辺美波も良かったけど、
でも、
この話のヒロインのセリフを実人間が語ると、どうしても、上ずってしまうけど、
そこがアニメだと、割と上手く行く!
つまり、くさくなりそうなセリフも、アニメの背景としっくりマッチしているような気がした。

花火のシーンの綺麗さと儚さ

そして、日記を読む回想シーンには、予想していなかったが涙してしまいました😢

自分か持っていないもの、
自分ではない他人に認められることの大切さ

だから、君になりたい

君の良さを自分に内に入れたい、

それは愛と呼ばれる行為とはまたちょっと違ったニュアンスなのかもしれない

それをこのアニメ版はしっかり伝えることができていると思う。

とても清々しい作品ですね、

圧倒的にアニメ版が優れています!
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