門倉カド

ハード・コアの門倉カドのレビュー・感想・評価

ハード・コア(2018年製作の映画)
1.0
好き嫌いは両極端。シュールを突き詰めた過激な世界観。

【賛否両論チェック】
賛:何ともいえないシュールな世界観の中で、主人公達が織り成していく人間喜劇の模様に、思わずクスッと笑ってしまう。
否:細々とした笑いが全てシュールなので、好き嫌いは極端に分かれそう。過激なラブシーンが多いのも難点。

 良くも悪くも、非常にシュールな作品です。思わずクスッと笑ってしまうようなシーンも確かに多いのですが、ネタの数々のシュールさ故に、笑えるかどうかは観る人次第。終わり方も含め、好き嫌いは真っ二つに分かれそうな内容です。
 そんな空気の中で、社会に馴染めずにいた主人公と、彼に寄り添う心優しい寡黙な青年、そして2人の下に現れた謎のロボットや、野心家の弟、上官の好色な娘も加わって、何ともいえない不思議でおかしな物語が紡ぎ出されていきます。
 ただ、メインはロボットではなく、あくまでも主人公達のお話なのと、過激なラブシーンなんかも結構あったりするので、
「何か・・・想像していたのと違う・・・」
なんて思ってしまう方もいるかも知れません。ある種の好奇心で、ご覧になってみるのをオススメします(笑)。
門倉カド

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