いののん

デイアンドナイトのいののんのレビュー・感想・評価

デイアンドナイト(2019年製作の映画)
2.9
企画・原案・主演の阿部さん、プロデューサーの山田孝之をはじめとするスタッフや、キャストの熱いおもいは、秋田の風景とともに、確かに伝わってきた。それは本当にそう。


父の日記やキャストの台詞を通して、何度か語られる、「自分は善と悪のどちらにいるのだろうか」「善と悪はどこからやってくるのか」というテーマは、テーマとして、弱い。話を最後まで引っ張っていくには、そのテーマでは弱すぎる(と思う)。だって、どの人にだって両方あるのは当たり前だと思うし、そんなもんどこからやってくるかなんて、そもそも問いかける必要があるのかも疑問だ。途中から飽きてきて、これはあまりにも可愛い清原果耶に、阿部進之介がデレデレしてしまってマスターベーションする映画なんじゃないかと、いつまでたっても反抗期が終わらない私は、悪態をついてしまったのである。いや、阿部進之介じゃなくっても、誰だって清原果耶と接すればそのような心持ちになるんじゃないかと思ったのです。口が過ぎました。ごめんなさい。そんな映画じゃないのに。



観る者を惹きつける清原果耶に1万点!
そして佐津川さんと小西真奈美さんにも!
深水元基は、日本のライアン・ゴズリングじゃないかと、密かに思っているのですが、どうでしょうか(似てないですか?)。
あと、主題歌の作詞作曲は洋次郎だった。
いののん

いののん