すずき

戦狼 ウルフ・オブ・ウォーのすずきのレビュー・感想・評価

3.5
アフリカ某国で革命戦争に巻き込まれた元中国軍特殊部隊のウー・ジンが、弱気を民の命を助け、強き悪漢反乱軍の下衆共を挫き、ついでに恋人の仇も殺し、中華人民共和国こそ大正義!中華万歳!…な映画。
「ウルフ・オブ・ウォー ネイビー・シールズ傭兵部隊 vs PLA特殊部隊」(クソ長いタイトル)の続編だけど、前作見なくても大丈夫。
ってか、シリーズ物なら「2」つけろや邦題!分かりづらいわ!(必ず1から見始める派)

「いやー、最近のハリウッドアクション映画には一時期の様な勢いが足りんのよね、もっと80~90年代の、少々ムチャクチャな描写があってもいいいから、勧善懲悪の単純脳筋娯楽活劇が見たいんだよ、俺は!」
…なーんて思ってる人にはオススメの映画だ。
なんせ描写は超ムチャクチャだ。
撃ち出されたロケットランチャーを、金網フェンスで防ぐ!
自動車で病院の壁をぶち破って侵入するウー・ジン!ガトリング砲浴びてもブッ壊れないその自動車はガンダニュウム合金製か何かか?
そして敵は悪辣非道を地で行く、慈悲の必要もないド畜生共!てめえらの血はなに色だーっ!!

この映画、中国の本気をかなり感じさせる、お金のかかった作品だ。
ド派手なドンパチの釣瓶撃ちに、アフリカの貧民街でのカーチェイス、もちろん格闘アクション、そしてなんと戦車バトルまで、名一杯詰め込んでる。
劇中殺される人の数も半端なく、多分3コマンドーは死んでる。(※1コマンドー=74人)
ウー・ジンのキルカウントだけでも3/4~1コマンドーぐらい?暇な人は数えてみてください。

そんな自分の好きな要素が沢山入った映画なんだけど、それにしては思ったよりハマらず…なんでかなー?
まあその時の体調とか気分とかにも左右されるけどね。
前作よりパワーアップしてるのは分かるんだけど、スコアは前作と同じにしとこっと。