いずみたつや

モリーズ・ゲームのいずみたつやのレビュー・感想・評価

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)
3.1
超負けず嫌いで、どんな状況でも逆転を狙い続ける強靭な精神力の主人公モリー。

彼女をとにかくエネルギッシュに描く脚本の濃さが物凄くて(アーロン・ソーキンならではの情報量も圧倒的です)、全く気が休まりません。特に序盤など、ポーカーを知らないとかなり情報処理に苦労すると思います。。

ただ、地味な話では決してなく、彼女の成功と転落の振り幅が物凄くて、次から次へと状況が変わっていくので誰もがハラハラできる作品だと思います。

終盤は父娘のドラマでも感動させるし、エンターテインメント作品としてとても高い完成度の作品だと思います。

しかしジェシカ・チャステイン、『女神の見えざる手』に続いてエリート役を見事にこなしています。美しい!