みきちゃ

ザ・シークレットマンのみきちゃのレビュー・感想・評価

ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)
3.8
「ペンタゴン・ペーパーズ」と「大統領の陰謀」を観たら「ザ・シークレット・マン」の流れ、あると思います。

ウォーターゲート事件の捜査真っ最中のFBIの内部事情が、内部告発者のFBI副長官マーク・フェルトの視点から描かれてた。なんというか、渋がりすぎな映画で、たまたま先に二作見て背景を知っておけたのはほんとーに良かった。

フェルトは行動指針となる大義をしっかり持ってる人だったからこそ、ニクソン政権の腐敗っぷりを許せなかったんだろう。フーバー長官が亡くなって、大方の予想を裏切って後釜になれなかったのに、おかげで嫁も不機嫌なのに、ふてくされずることもなく「ニクソン潰す!」と決めてクレバーにじわじわ外堀から埋めてって、それまでになら絶対に有り得なかったマスコミの利用に踏み切り、ワシントンポスト社のバーンスタイン記者に情報をリークした。

仕事と国に忠誠を誓って長年FBIで勤めあげ、副長官にまでのぼりつめた彼がまさか内部情報をマスコミに漏らすだなんて誰にも想像できていなかったんだろう。

アンチトランプ政権的な意味合いをこめた良作映画がぼこぼこ出てきてる昨今、この映画もその流れに乗ったうちの1つ。

監督さんが元ジャーナリストらしくて、綿密に取材したっぽさが感じられた。やっぱりウォーターゲート事件には、ジャーナリスト魂を熱くさせるなにかがあるんだなあ。

リーアムニーソン、シュッとしてんなー!
役に合わせて姿勢も立ち方も変えてる人だったのね。

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キャストも渋がりすぎ。ドラマ「デクスター」のデクスター役と「スキャンダル」のフィッツ大統領役の二人が良いポジションでキャスティングされてて、個人的に大変に濃ゆかった。フィッツはスキャンダルのまんまで、リーアムニーソンの嫁役の人がフィッツの嫁役似で「え?メリー??」って何度もなって、一人でしょっちゅう混乱した。ややこしい。