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愛の殉教者たちのicのレビュー・感想・評価

愛の殉教者たち(1967年製作の映画)
3.8
終わり方にゾワーっとした。凄い。かっこいい。もうそれに尽きる。
殆ど台詞もなく、しかし、とってもかっこいい音楽が流れ続ける。MIXテープが欲しいぐらいだ。とにかくなんとも心地が良い映画。
愛に浸ってる時と自分が第三者である時とでは愛に対しての眼差しは違う気がする。その場にいなくては感じられない意識や動き等というのはその時にならなければわからない。みっつの話の主人公はどこか愛に憧れを持っているように思えた。みんなその内容は違えど寂しさの形や向かっている場所は同じ方向なのかもしれない。
途中、ひなぎくの女の子が出てきてこれは知ってる人しかわからない部分だ。そういうのは観てる側だととても嬉しくなる。
独特の視線や同じことが連鎖するシーンでらそれ自体がリズムを作り出しなかなか出会えない作品に出会った気がした。
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